Wi-SUN

特徴

  • Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)とは、無線通信規格の一つで、最大500m間隔で配置される複数の無線機がマルチホップ(各端末がゲートウェイまでの通信を中継する機能)によって最大数10km離れた基地局まで通信を可能とする。
  • ガス、電気、水道のメータに無線機能を実装したスマートメータで採用され、効率的に検針データを収集することに利用されている。

過去問

ネットワークスペシャリスト試験 令和元年度 秋期

【出典:ネットワークスペシャリスト試験 令和元年度 秋期 午前2 問15(一部、加工あり)】

IoT向けの小電力の無線機器で使用される無線通信に関する記述として、適切なものはどれか。

  1. BLE(Bluetooth Low Energy)は従来のBluetoothとの互換性を維持しながら、低消費電力での動作を可能にするために5GHz帯を使用する拡張がなされている。
    →BLEは、通信規格Bluetoothの拡張規格で、低消費電力に特化した通信モードのことです。
    したがって、Bluetoothと同じ2.4GHz帯を使用します。
    通信速度は低速ですが、ボタン電池1個で1年程度稼働できる省電力と、低コストが特徴です。
  2. IEEE 802.11acではIoT向けに920MHz帯が割り当てられている。
    →IEEE 802.11acは、無線LAN規格の一つで5GHz帯を使用し、規格上の最大伝送速度は6.9Gbpsになります。
  3. Wi-SUNではマルチホップを使用して500mを超える通信が可能である。
    →正解です。
  4. ZigBeeでは一つの親ノードに対して最大7個の子ノードをスター型に配置したネットワークを使用する。
    →ZigBeeでは、主にメッシュ型を構成するネットワークトポロジを用います。
    ZigBeeコーディネータ、ZigBeeルータ、ZigBeeエンドデバイスの3者によって構成されます。

5(1)②Web

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