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ハッシュ関数

ハッシュ関数とは、任意の長さのデータを入力すると固定長のビット列を返す関数です。このビット列のことをハッシュ値またはメッセージダイジェストと言います。

  このような特徴を応用して、ハッシュ関数は通信経路での改ざんの有無やユーザ認証、ディジタル署名などで利用されています。

改ざんの有無での利用として、例えば、大容量のファイルの内容が同一であるかを比較する際に、全てのデータを照合するには時間がかかります。そこでそれぞれのハッシュ値を算出して、それを比較すれば短時間で判別が可能となります。

主なハッシュ関数には、MD5、SHA1、SHA256などがありますが、MD5、SHA1は危殆化が懸念されていますので、より強度のあるハッシュ関数への移行が推奨されています。

平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前

情報セキュリティマネジメント試験 平成29年度 春期 午前 問20

ア 同じメッセージダイジェストを出力する二つの異なるメッセージは容易に求められる。

イ メッセージが異なっていても、メッセージダイジェストは全て同じである。

メッセージダイジェストからメッセージを復元することは困難である。

これが正解です。

エ メッセージダイジェストの長さはメッセージの長さによって異なる。

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