数年前からAIスピーカが流行し、利用されている家庭も多いのではないでしょうか
AIスピーカは、人の声を認識して音楽やニュースなどの音を出力したり家電のコントロールができるものです。
それはどちらかというと、AIスピーカの背後にあるIoTやクラウドサービスの充実により、メリットを感じさせているのでは思います。
一方、人とのインタフェース面に注目して、より人間的なコミュニケーションを高めようとするものに、コミュニケーションロボットがあります
ソフトバンクのPepperやソニーのAIBOが有名ですが、色々な種類が登場して家電量販店やデパートなんかでも扱うようになり身近になってきました。
コミュニケーションロボットは、撮影用や顔認証のカメラ、音声認識用のマイク、温度・湿度測定のセンサなどのほか、テレビモニタと接続するインタフェースを備えたりしています。
これらの入出力をインターネットにつなげて、いろいろなクラウドサービスを利用する仕組みになっています。
- 音声認識クラウド:Google Cloud Speech
- 画像認識クラウド:Amazon Rekognition
背後には色々なテクノロジーを使っていますが、大切なのはあくまでもユーザインタフェースの部分
コミュニケーションロボットは顔や体を動かし、LEDなどを使って感情を表現しています。
この特徴を生かして、離れて暮らす家族と写真やメッセージ、ビデオをやり取りする見守りサービスが提供されています。
感情表現や愛らしい仕草で親しみやすさを持ち、写真も許可を取ってから撮影するなど、監視カメラやシステム的に動かないように感じさせることが大切です。
見守られる立場からすると、人間とは違って気を使う必要がなく、適度に距離を保っているけどなんとなく存在感や見守れてる感を感じることができます。
今後は、これらの感情に訴えるものに加え、重いものを持ってくれたり、防災・防犯などに対し物理的に遮蔽物となってくれる機能なども持った、より実用的なロボットが現れてくると思います。