特徴
- ARP(Address Resolution Protocol)は、IPアドレスからLAN上のMACアドレスを取得するための通信プロトコル
- ネットワーク上のノードが通信する際に、宛先IPアドレスによってLAN上で転送する宛先ノードを確認し、その宛先ノードのMACアドレス向けにデータを転送する。この時、自身のARPテーブルを参照してIPアドレスとMACアドレスを紐付けるが、ARPテーブルに存在しない場合に、ARPによりLAN上の全ノードに問合せを行う。
- ARPテーブルでのIPアドレスとMACアドレスの情報は、一定時間ののち破棄されるが、該当する通信が発生する場合にはその都度更新される。
- プロキシARPとはルータなどの機能の一つで、ARP要求に対し、本来の問合せ先に代わって応答すること。
過去問
【出典:ネットワークスペシャリスト試験 平成30年度 秋期 午前2 問6(一部、加工あり)】
図のような2台のレイヤ2スイッチ、1台のルータ、4台の端末から成るIPネットワークで、端末Aから端末Cに通信を行う際に、送付されるパケットの宛先IPアドレスである端末CのIPアドレスと、端末CのMACアドレスとを対応付けるのはどの機器か。ここで、ルータZにおいてプロキシARPは設定されていないものとする。
- 端末A
- ルータZ
→正解。端末Aと端末Cは別セグメントのため直接イーサネットフレームを届けることができず、ルータZが介在することになります。 - レイヤ2スイッチX
- レイヤ2スイッチY