特徴
- WebSocketとは、WebブラウザとWebサーバ間で効率的な双方向の通信を実現するプロトコルであり、IETFがRFC6455として規定している。
- 通信後の確立後、HTTP手順に縛られず、1つのTCPコネクション上で従来では難しかったサーバからクライアントへのプッシュ型の通信が可能となる。
- 通信に使用するTCPポートやメッセージ形式などはHTTP仕様を使い、HTTPで確立したコネクションをWebSocketにアップグレードする。
- 通信はGETメソッドで始まり、クライアントとサーバ間でハンドシェイクをして接続が確立する。
過去問
【出典:ネットワークスペシャリスト試験 平成30年度 秋期 午前2 問15(一部、加工あり)】
WebSocketの説明として、適切なものはどれか。
- HTTPを拡張したプロトコルであり、通信メッセージはXML形式で記述される。
→WebSocketは、HTTPとは異なるプロトコルであり、通信メッセージにはXML形式でなく、テキストデータやバイナリデータが使用されます。 - URIのスキームにhttp又はhttpsを使用し、HTTPやHTTPSと同じポート番号で通信する。
→URLのスキームは、http又はhttpsではなく、ws、wssになります。 - 双方向通信を行う仕組みであり、サーバ側からもクライアントにWebSocketの接続開始を要求できる。
→WebSocketのハンドシェイクは、クライアントからサーバに対してのみ接続開始を要求できるものです。 - 通信はGETメソッドで始まり、クライアントとサーバ間でハンドシェイクをして接続が確立する。
→正解