チャレンジレスポンス認証
特徴
- チャレンジレスポンス認証は、パスワードの盗聴対策の一つで、ネットワーク上にパスワードを流さない仕組み
- 手順
- サーバがクライアントの要求に対し、ランダムな値であるチャレンジコードを生成、保存し、クライアントへ送信
- クライアントは、パスワードとチャレンジコードからハッシュ値であるレスポンスを算出し、サーバへ送信
- サーバは、保持しているユーザパスワードとチャレンジからクライアントと同じ手順でレスポンスを算出、比較し、一致すれば認証成功となる
- レスポンスの値は認証のたびに異なり、このレスポンスからパスワードを割り出すことはできない
過去問
情報処理安全確保支援士・ネットワークスペシャリスト試験 令和元年度 秋期 午前1
【出典:情報処理安全確保支援士・ネットワークスペシャリスト試験 令和元年度 秋期 午前1 問13(一部、加工あり)】
チャレンジレスポンス認証方式に該当するものはどれか。
- 固定パスワードをTLSによって暗号化し、クライアントからサーバに送信する。
→一般的な認証方式です。 - 端末のシリアル番号を、クライアントで秘密鍵を使って暗号化してサーバに送信する。
→端末のシリアル番号をサーバに送信することはありません。 - トークンという装置が自動的に表示する、認証のたびに異なるデータをパスワードとしてサーバに送信する。
→ワンタイムパスワード方式の一つである時刻同期方式です。 - 利用者が入力したパスワードと、サーバから受け取ったランダムなデータとをクライアントで演算し、その結果をサーバに送信する。
→正解