特徴
- 虹彩認証は、生体認証(バイオメトリクス認証)の一つで、眼球の特徴で認証を行う技術のこと
- 虹彩とは、眼球の黒目の部分である瞳孔の、外側にある円状の部分のことで、そこのシワのパターンが個人ごとに異なる
- 虹彩認証の他人受入率(他人を本人と誤って認証してしまう確率)は低く、顔認証(目、鼻、口などの顔の特徴点を認証要素とする)よりも低い
過去問
情報処理安全確保支援士・ネットワークスペシャリスト試験 令和元年度 秋期 午前1 問15
【出典:情報処理安全確保支援士・ネットワークスペシャリスト試験 令和元年度 秋期 午前1 問15(一部、加工あり)】
虹彩認証に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 経年変化による認証精度の低下を防止するために、利用者の虹彩情報を定期的に登録し直さなければならない。
→虹彩は1歳程度で安定し、経年変化はありません。 - 赤外線カメラを用いると、照度を高くするほど、目に負担をかけることなく認証精度を向上させることができる。
→虹彩の情報は、一般的に赤外線カメラを用いますが、照度を高くすると精度の高い像が得られる反面、目に負担がかかります。 - 他人受入率を顔認証と比べて低くすることが可能である。
→正解 - 本人が装置に接触したあとに残された遺留物を採取し、それを加工することによって認証データを偽装し、本人になりすますことが可能である。
→虹彩認証は、非接触型の認証方式のため、遺留物の加工によって認証データを偽装することはできません。