特徴
- MQTT(Message Queueing Telemetry Transport)とは、IoTやモバイルアプリケーションで利用されるプロトコルの一つで、短いメッセージを頻繁に行う通信形態に特化したシンプルで軽量であることが特徴
- MQTTの通信は、パブリッシュ/サブスクライブ(Publish/Subscribe)型と呼ばれるメッセージ交換方式であり、IoTデバイスなどのクライアントがブローカーにトピックという付属情報を付加したメッセージを発行(publish)し、受信側でブローカーからトピックを購読(subscribe)する
- ヘッダサイズが最小で2バイトと小さい
過去問
ネットワークスペシャリスト試験 令和3年度 春期 午前2 問12
【出典:ネットワークスペシャリスト試験 令和3年度 春期 午前2 問12(一部、加工あり)】
IoTで利用される通信プロトコルであり,パブリッシュ/サブスクライブ(Publish/Subscribe)型のモデルを採用しているものはどれか。
- 6LoWPAN(IPv6 over Low-power Wireless Personal Area Networks)
→低速・低消費電力の無線モジュールで効率よくIPv6通信を行うために、パケットの分割と再結合、ヘッダ圧縮等の最適化を定めたプロトコルです。 - BLE(Bluetooth Low Energy)
→Bluetoothの一部で、低消費電力に特化した通信モードのことです。 - MQTT
→正解です。 - Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)
→LPWA(Low Power Wide Area)規格の一つで、複数の端末がバケツリレー式にデータを中継し、遠隔地間を結ぶマルチホップ通信に対応しています。