アドレスクラス

特徴

  • IPv4アドレスを固定された範囲に分けたものをアドレスクラスといい、クラスAからEまで五つに分割する。
    • クラスA:0.0.0.0〜127.255.255.255(2進表記の先頭が「0」で始まる)
       前半8ビットがネットワーク部、後半24ビットがホスト部で、28=256個のネットワークとそれぞれ224=16,777,216個のホストが構成できる。
    • クラスB:128.0.0.0〜191.255.255.255(2進表記の先頭が「10」で始まる)
       前半16ビットがネットワーク部、後半16ビットがホスト部で、216=65,536個のネットワークとそれぞれ216=65,536個のホストが構成できる。
    • クラスC:192.0.0.0〜223.255.255.255(2進表記の先頭が「110」で始まる)
       前半24ビットがネットワーク部、後半8ビットがホスト部で、224=16,777,216個のネットワークとそれぞれ28=256個のホストが構成できる。
    • クラスD:224.0.0.0〜239.255.255.255(2進表記の先頭が「1110」で始まる)
       IPマルチキャスト用
    • クラスE:240.0.0.0〜255.255.255.255(2進表記の先頭が「1111」で始まる)
       実験用に予約された特殊な用途
  • ホスト部は、ビットが全て0の「ネットワークアドレス」と、ビットが全て1の「ブロードキャストアドレス」は、ホストアドレスには使えないため、この2つを除く

過去問

情報処理安全確保支援士試験 令和3年度 秋期 午前2 問20
ネットワークスペシャリスト試験 平成30年度 午前2 問10

【出典:情報処理安全確保支援士試験 令和3年度 秋期 午前2 問20(一部、加工あり)】

【出典:ネットワークスペシャリスト試験 平成30年度 秋期 午前2 問10(一部、加工あり)】

 クラスBのIPアドレスで、サブネットマスクが16進数のFFFFFF80である場合、利用可能なホスト数は最大幾つか。

  1. 126
    →正解。
     サブネットマスクが「FFFFFF80」ということは、最後の8ビットが「10000000」であり、ホストアドレスとして使用できる領域は7ビットです。このため利用可能なホスト数の最大値は、「27-2=128-2=126」となります。
  2. 127
  3. 254
  4. 255