IGMP

特徴

  • IGMP(Internet Group Management Protocol)とは、IPv4ネットワークのマルチキャスト通信で、ローカルセグメントにおいて、配信を受けるホストのグループを管理するために用いられるプロトコル
  • IPマルチキャストに参加するホストと、そのホストが所属しているルータ間で、「グループへの参加」「グループの問合せ」「グループの維持」「グループからの離脱」に関する制御を行う。
  • IPv6では、IGMPに相当するプロトコルをMLD(Multicast Listener Discovery)という。

過去問

ネットワークスペシャリスト試験 令和4年度 春期 午前2 問7

【出典:ネットワークスペシャリスト試験 令和4年度 春期 午前2 問7(一部、加工あり)】

 マルチキャストグループへの参加や離脱をホストが通知したり、マルチキャストグループに参加しているホストの有無をルータがチェックしたりするときに使用するプロトコルはどれか。

  1. ARP
    →ARP(Address Resolution Protocol)は、IPアドレスからMACアドレスを得るためのプロトコルです。
  2. IGMP
    →正解です。
  3. LDAP
    →LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)は、ユーザIDやパスワードなどのユーザ情報やネットワーク資源情報を一元管理する、ディレクトリサービスにアクセスするためのプロトコルです。
  4. RIP
    →RIP(Routing Information Protocol)は、小規模から中規模のネットワークで使用される距離ベクトル型のルーティングプロトコルです。

ネットワークスペシャリスト試験 平成30年度 秋期 午前2 問8

【出典:ネットワークスペシャリスト試験 平成30年度 秋期 午前2 問8(一部、加工あり)】

 IPv4ネットワークのマルチキャスト通信で、ローカルセグメントにおいて、配信を受けるホストのグループを管理するために用いられるプロトコルはどれか。

  1. ICMP
    →ICMP(Internet Control Message Protocol)は、IPの通信制御を補完するプロトコルで、データ配送のエラー通知、エコー要求などの照会メッセージを配送します。
  2. IGMP
    →正解です。
  3. RTP
    →RTP(Real-time Transport Protocol)は、リアルタイム性が要求される音声や動画などのデータストリームを送受信する際に用いられるプロトコルです。
  4. SDP
    →SDP(Session Description Protocol)は、音声や動画などのリアルタイム通信の開始前に、セッション名、メディアの種類、データ通信プロトコル、使用するポート番号など必要なパラメタ群の記述構文を規定します。