ICMP

 ICMPの特徴、過去問例です。

特徴

  • Internet Control Message Protocol
  • インターネットプロトコル(IP)の通信制御を補完するネットワーク層のプロトコルで、IP通信の制御や通信状態の調査などを行うためのもの
  • IPv4用のICMPv4(単にICMPという場合はICMPv4を指すことが多い)、IPv6用のICMPv6がある。
  • 短いICMPメッセージを送受信して、相手に対し問合せや通知を行う。例えば、通信可否をやり取りする「エコー要求(Echo Request)」、「エコー応答(Echo Reply)」、経路途中のルータが到達不可の理由を通知する「到達不能通知(Destination Unreachable)」などがある。
  • 転送されてきたデータグラムを受信したルータが、そのネットワークの最適なルータを送信元に通知して経路の変更を要請するには、「Redirect」を使用する。
  • 送信元が設定したソースルーティングが失敗した場合は、「Destination Unreachable」を返す。
  • フラグメントの再組立て中にタイムアウトが発生した場合は、データグラムを破棄して「時間超過(Time Exceeded)」を返す。
  • ルータでメッセージを転送する際に、受信側のバッファがあふれた場合は「始点抑制(Source Quench)」を送り、送信ホストに送信を抑制することを促す。

過去問

平成29年度秋期ネットワークスペシャリスト試験

IPv4におけるICMPのメッセージに関する説明として、適切なものはどれか。
ア 送信元が設定したソースルーティングが失敗した場合は、Echo Replyを返す。
イ 転送されてきたデータグラムを受信したルータが、そのネットワークの最適なルータを送信元に通知して経路の変更を要請するには、Redirectを使用する。
ウ フラグメントの再組立て中にタイムアウトが発生した場合は、データグラムを破棄してParameter Problemを返す。
エ ルータでメッセージを転送する際に、受信側のバッファがあふれた場合はTime Exceededを送り、送信ホストに送信を抑制することを促す。

【出典:ネットワークスペシャリスト試験 平成29年度 秋期 午前2 問7】
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2017h29_2/2017h29a_nw_am2_qs.pdf

ア 送信元が設定したソースルーティングが失敗した場合は、Echo Replyを返す。:送信元が設定したソースルーティングが失敗した場合には、「Destination Unreachable」を返します。
イ 転送されてきたデータグラムを受信したルータが、そのネットワークの最適なルータを送信元に通知して経路の変更を要請するには、Redirectを使用する。:正解です。
ウ フラグメントの再組立て中にタイムアウトが発生した場合は、データグラムを破棄してParameter Problemを返す。:フラグメントの再組立て中にタイムアウトが発生した場合には、「時間超過(Time Exceeded)」を返します。
エ ルータでメッセージを転送する際に、受信側のバッファがあふれた場合はTime Exceededを送り、送信ホストに送信を抑制することを促す。:受信側のバッファがあふれた場合には、「始点抑制(Source Quench)」を返します。

次の記事

IPv6