SDN
特徴
- SDN(Software-Defined Networking)とは、ネットワーク機器の設定や動作をソフトウェアによって集中的に制御し、ネットワーク構成を動的に変更することを可能とする技術の総称
- SDNを実現する技術は、各メーカが独自に開発しているものも多いが、標準規格としては業界団体であるONF(Open Networking Foundation)が策定するOpenFlowがある。
- ONFが定義するSDNのアーキテクチャは、アプリケーション、コントローラ、ネットワーク機器によって構成される。アプリケーションがApplication-Controller Plane Interace(ノースバウンドインタフェースとも呼ばれる)を介してコントローラに指示を出して、コントローラがData-Controller Plane Interface(サウスバウンドインタフェースとも呼ばれる)を介してネットワーク機器に指示を出す。
- OpenFlowは、コントローラとネットワーク機器との間でメッセージの交換を行うためのプロトコルを定義したもの
- OpenFlowを用いたネットワークでは、ネットワーク機器がデータ転送を行うための情報はコントローラから提供される。
過去問
【出典:ネットワークスペシャリスト試験 平成30年度 秋期 午前2 問13(一部、加工あり)】
ONF(Open Networking Foundation)が定義するSDN(Software-Defined Networking) において、アプリケーション、コントローラ及びネットワーク機器に関する記述のうち、適切なものはどれか。
- OpenFlowは、コントローラの処理フローを定義したものである。
→OpenFlowは、コントローラとネットワーク機器との間でメッセージの交換を行うためのプロトコルを定義したものです。 - OpenFlowを用いたネットワークでは、ネットワーク機器がデータ転送を行うための情報はコントローラから提供される。
→正解 - アプリケーションは、Data-Controller Plane Interface(サウスバウンドインタフェースとも呼ばれる)を介して、コントローラに指示を出す。
→アプリケーションは、Application-Controller Plane Interace(ノースバウンドインタフェースとも呼ばれる)を介して、コントローラに指示を出します。 - アプリケーションは、ネットワーク機器に直接指示を出す。
→アプリケーションは、コントローラに指示を出して、コントローラがネットワーク機器に指示を出します。