NSレコード

特徴

  • NS(Name Server)レコードは、対象となるドメインを管理する権威DNSサーバを定義するもの
  • 権威DNSサーバはコンテンツDNSサーバとも呼ばれる。
  • ゾーン分割を行なったサブドメインに権限委譲する場合は、そのネームサーバをNSレコードで指定する。
  • NSレコードの書式
    //ドメイン名 TLS IN NS ネームサーバの名前
    example.com. 3600 IN NS ns.example.com.

過去問

ネットワークスペシャリスト試験 令和元年度 秋期 午前2

【出典:ネットワークスペシャリスト試験 令和元年度 秋期 午前2 問8(一部、加工あり)】

DNSゾーンデータファイルのNSレコードに関する記述のうち、適切なものはどれか。

  1. 先頭フィールドには、ネームサーバのホスト名を記述する。
    →NSレコードの先頭フィールドには、ゾーンのドメイン名を記述します。
  2. ゾーン分割を行なったサブドメインに権限委譲する場合は、そのネームサーバをNSレコードで指定する。
    →正解です。
  3. データ部(RDATA)には、ゾーンのドメイン名を記述する。
    →NSレコードのデータ部には、ネームサーバのホスト名を記述します。
  4. データ部(RDATA)には、ネームサーバの正規のホスト名と別名のいずれも記述できる。
    →NSレコードのデータ部には、ネームサーバのホスト名のみ記述します。別名はCNAMEレコードで定義する必要があります。