MPLS
特徴
- MPLS(Multi Protocol Label Switching)とは、IPパケットにラベルと呼ばれる情報を付加し、ラベルスイッチング方式を用いたパケット転送技術
- 宛先IPアドレスによる経路情報が不要で、パケット転送処理の負荷が低い
- ユーザごとに異なるラベルを用いたIP-VPN網で利用される
- MPLSネットワーク内でパケットの転送経路を明示的に選択することが可能
過去問
ネットワークスペシャリスト試験 令和3年度 春期 午前2 問11
【出典:ネットワークスペシャリスト試験 令和3年度 春期 午前2 問11(一部、加工あり)】
MPLSの説明として,適切なものはどれか。
- IPプロトコルに暗号化や認証などのセキュリティ機能を付加するための規格である。
→IPsecの説明です。 - L2FとPPTPを統合して改良したデータリンク層のトンネリングプロトコルである。
→L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)の説明です。 - PPPデータフレームをIPパケットでカプセル化して、インターネットを通過させるためのトンネリングプロトコルである。
→PPTP(PPP Tunneling Protocol)の説明です。 - ラベルと呼ばれる識別子を挿入することによって、IPアドレスに依存しないルーティングを実現する、ラベルスイッチング方式を用いたパケット転送技術である。
→正解です。