光ファイバ
特徴
- 光ファイバには、シングルモードとマルチモードがある
- シングルモードは、光が通り抜けるコアが細く、投射した光のエネルギーが流れる線が単一の経路をとる。距離の長い伝送や速度が速い通信プロトコルで使用される。
- マルチモードは、コアの直径が太く、投射した光のエネルギーが流れる線の数が二つ以上の経路をとる。光が通り抜けるコアが太いため、送る側から投射した光は投射角によって細かく、複雑な二つ以上の線が反射しながら到達する。通っていく線の長さが違っているため、到達する時間も細かく複雑にずれて、受ける側では信号が分散することため速度の速い伝送には向いていない。また、光の分散は伝送距離が長いほど大きくなるため、距離の長い伝送にも向いていない。
過去問
ネットワークスペシャリスト試験 令和4年度 春期 午前2 問2
【出典:ネットワークスペシャリスト試験 令和4年度 春期 午前2 問2(一部、加工あり)】
長距離の光通信で用いられるマルチモードとシングルモードの光ファイバの伝送特性に関する記述のうち、適切なものはどれか。
- シングルモードの方が伝送速度は早く、伝送距離も長い。
→正解。 - シングルモードの方が伝送速度は早いが、伝送距離は短い。
- マルチモードの方が伝送速度は早く、伝送距離も長い。
- マルチモードの方が伝送速度は早いが、伝送距離は短い。