特徴
- QoS(Quality of Service)とは、ネットワーク上で特定の通信の帯域を確保してサービスの品質を保つ仕組みのこと
- 優先制御:フレームの種類や宛先に応じて優先度を変えて中継すること
- アドミッション制御:通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し、確保の状況に応じて通信を制御すること
- ポリシング:入力されたトラフィックが規定された最大速度を超過しないか監視し、超過分のパケットを破棄するか優先度を下げる制御
- シェーピング:パケットの送出間隔を調整することによって、規定された最大速度を超過しないようにトラフィックを平準化する制御
- ベストエフォート:ネットワークでは(最善を尽くすが)利用状況によっては通信の品質を保証しないこと
過去問
ネットワークスペシャリスト試験 令和3年度 春期 午前2 問6
ネットワークスペシャリスト試験 平成30年度 秋期 午後2 問3
【出典:ネットワークスペシャリスト試験 令和3年度 春期 午前2 問6(一部、加工あり)】
【出典:ネットワークスペシャリスト試験 平成30年度 秋期 午前2 問3(一部、加工あり)】
ネットワークのQoSを実現するために使用されるトラフィック制御方式に関する説明のうち、適切なものはどれか。
- 通信を開始する前にネットワークに対して帯域などのリソースを要求し、確保の状況に応じて通信を制御することを、アドミッション制御という。
→正解です。 - 入力されたトラフィックが規定された最大速度を超過しないか監視し、超過分のパケットを破棄するか優先度を下げる制御を、シェーピングという。
→ポリシングの記述です。 - パケットの送出間隔を調整することによって、規定された最大速度を超過しないようにトラフィックを平準化する制御を、ポリシングという。
→シェーピングの記述です。 - フレームの種類や宛先に応じて優先度を変えて中継することを、ベストエフォートという。
→優先制御の記述です。