Automatic MDI/MDI-X
特徴
- Automatic MDI/MDI-Xとは、ネットワーク機器のイーサネットポートの種類であるMDIやMDI-Xを自動判別して接続する機能のこと
- LANポートには、8本あるケーブルのうち1番と2番を送信、3番と6番を受信に使用するMDIと、それとは逆に1番と2番を受信、3番と6番を送信に使用するMDI-Xがあり、MDIとMDI-Xの接続ではストレートケーブル、MDI同士やMDI-X同士の接続ではクロスケーブルを使用する必要がある
- Automatic MDI/MDI-Xではこの接続の煩雑さを解消することが可能であり、自身と対向機器のポートの種類を判別して、ストレート・クロスケーブルを問わず適切な方法で接続する
過去問
ネットワークスペシャリスト試験 令和3年度 春期 午前2 問1
【出典:ネットワークスペシャリスト試験 令和3年度 春期 午前2 問1(一部、加工あり)】
ネットワーク機器のイーサネットポートがもつ機能であるAutomatic MDI/MDI-Xの説明として,適切なものはどれか。
- 接続先ポートの受信不可状態を自動判別して,それを基に自装置からの送信を止める機能
→スパニングツリープロトコルの説明です。 - 接続先ポートの全二重・半二重を自動判別して,それを基に自装置の全二重・半二重を変更する機能
→オートネゴシエーションの説明です。 - 接続先ポートの速度を自動判別して,それを基に自装置のポートの速度を変更する機能
→オートネゴシエーションの説明です。 - 接続先ポートのピン割当てを自動判別して,ストレートケーブル又はクロスケーブルのいずれでも接続できる機能
→正解です。