【ネットワークスペシャリスト試験 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問14】

ネットワークスペシャリスト試験 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問14

【出典:ネットワークスペシャリスト試験 令和6年度 春期 午前Ⅱ(一部、加工あり)】

 OSPFとRIPのIPv6対応に関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア OSPFはバージョン2で対応している。
イ OSPFはバージョン3で対応している。
ウ RIPはバージョン1で対応している。
エ RIPはバージョン2で対応している。

イ OSPFはバージョン3で対応している。

  • OSPFv3はIPv6対応のOSPFです。
    • IPv6アドレッシングやマルチキャスト、セキュリティ(IPsec)などに対応しています。
  • OSPFv2とはパケットフォーマットや動作が異なる部分があります。

 その他の選択肢は以下のとおりです。

  • 「ア OSPFはバージョン2で対応している。
    • OSPFv2はIPv4用のルーティングプロトコルです。
  • 「ウ RIPはバージョン1で対応している。」
    • RIP v1は非常に古く、IPv4専用です。
      • クラスフルアドレス(サブネットマスク非対応)、マルチキャスト非対応。
  • 「エ RIPはバージョン2で対応している。」
    • RIP v2はIPv4で使われますが、IPv6には非対応です。
    • IPv6に対応するRIPは、RIPng(RIP next generation)です。
プロトコルIPv6対応バージョン
OSPFOSPFv3
RIPRIPng
BGPBGP-4(拡張で対応)